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女子マラソン“秘策”給水回し飲み協定

[ 2012年8月5日 06:00 ]

ロンドン五輪女子マラソン

 5日に行われる女子マラソンを前に、尾崎好美(31=第一生命)、木崎良子(27=ダイハツ)、重友梨佐(24=天満屋)の3人が3日、選手村で会見し、共闘を宣言した。6月に日本マラソン史上初となる代表3人での合同合宿をアリゾナ州フラッグスタッフで行ったが、「給水を取れなかったら回し合う」という協定を結んだ。

 打倒アフリカ勢のためにはじっとしていられなかった。最大のテーマは給水だ。合宿中にお互いの給水の中身を確認。5キロごとに設置される給水地点では位置取りも難しく、木崎が「誰かが取れなかったときにチームで回したい」と明かしたように、チーム戦の決意だった。昨夏の世界選手権でケニア勢がチームぐるみでペースに変化をつけたり、給水を回し飲みする姿があった。その作戦を日本も遂行する。

 合同合宿では5キロごとに交代で先頭を走り、風よけになったりもした。ペース設定などでも共同戦線を張る。09年世界選手権の銀メダリストで日本のエース格の尾崎は「メダルも頭に置いて、力を出し切りたい」と打倒アフリカ勢に意欲を燃やした。

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2012年8月5日のニュース