中野省、「感謝」のラスト騎乗 復帰の可能性も示唆

[ 2018年3月31日 05:30 ]

ラスト騎乗を終え引き上げてきた中野
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 15日の騎手免許試験(継続)に不合格となり、きょう31日付で免許を失効する中野省吾(26)が大井最終日の30日、7鞍に騎乗。1、8Rの2着が最高で、現免許でのラスト騎乗を飾ることはできなかった。

 中野は「今後のことは決まっていません。今のままだと1、2年で戻っても、また熱くなって同じことをしてしまいそう。ちゃんといい大人になって、いい嫁さんを見つけて…」と来春の騎手免許試験再受験はないとしつつも「競馬界に残るにせよ、そうじゃないにせよ、時間がかかるのでいろんな道をつくってる段階。その中には海外も含めレースに乗る選択肢もあります」と騎手復帰の可能性も示した。

 この日、7鞍もの騎乗馬が集まったことについては「声を掛けていただいてありがたい。(30日に)乗ろうと決めたのも、浦和の調教師さんに“乗っちゃいなよ”と言われたことが大きかった。感謝しています。いま寂しさはないです」と。昨年のワールドオールスタージョッキーズに地方競馬代表として出場した26歳の天才騎手は、最終12Rを6着で終え、ひとまず騎手生活にピリオドを打った。

 ◆中野 省吾(なかの・しょうご)1991年(平3)11月1日生まれ、富山県出身の26歳。船橋・渡辺薫厩舎所属。09年5月4日初騎乗、同年6月8日初勝利。10年南関東最優秀新人騎手賞を受賞。17年のJRAワールドオールスタージョッキーズに地方代表騎手として出場。地方通算5455戦505勝、中央21戦0勝(30日現在)。

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2018年3月31日のニュース