【ドバイターフ】大魔神・佐々木氏の愛馬ヴィブロス連覇ならず

[ 2018年4月1日 00:40 ]

笑顔を見せるヴィブロスのオーナー佐々木主浩氏
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 日本馬が5頭出走した1着賞金360万ドル(約4億320万円)のドバイ競馬の祭典「第23回ドバイターフ」(G1、芝1800メートル)が3月31日(日本時間1日)、UAEのメイダン競馬場7Rで15頭立てで行われ、日本から参戦したC・デムーロ騎手騎乗のヴィブロス(牝5=友道厩舎)は2着で連覇はならなかった。優勝はベンバトル(牡4=UAE)。リアルスティール(牡6=矢作厩舎)とディアドラ(牝4=橋田厩舎)が3着同着だった。

 ヴィブロスは父ディープインパクト、母ハルーワスウィートという血統で元プロ野球選手で“大魔神”こと野球評論家の佐々木主浩氏の所有馬。16年の秋華賞を制し、G1初勝利を挙げると、翌17年にこのレースを完勝。牡馬を蹴散らし、海外G1初制覇を果たしていた。

 しかし、帰国後は国内で3戦したが勝利ならず。昨年と同じく今年初戦に中山記念(8着)を選び、このレースに駒を進めてきた。

 日本からは他におととしの覇者リアルスティール、秋華賞馬ディアドラ、昨年のエリザベス女王杯2着のクロコスミア、海外G1勝ちの経験があるネオリアリズムが出走していた。

 同レースは1996年に「ドバイデューティフリー」の名称で創設された国際競走。2002年からG1に昇格し、15年から名称を「ドバイターフ」に変更した。07年にアドマイヤムーンが日本馬初制覇。14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロスと近年は日本馬の活躍が顕著だった。

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2018年3月31日のニュース