【川崎記念】ブレイブG1・2勝目 フェブラリーS出走を明言

[ 2018年2月1日 05:30 ]

川崎記念で逃げ切り、G1・2勝目を挙げたケイティブレイブ
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 今年最初の交流G1「第67回川崎記念」が1月31日、川崎競馬場で行われ、1番人気のケイティブレイブが逃げ切って快勝。G1・2勝目を挙げた。目野師は次走フェブラリーS(18日、東京ダート1600メートル)出走を明言。14日で70歳、同月末に定年を迎える師にとって最後のJRA・G1舞台となる。

 さまざまな競馬を経験してきた、その集大成だった。少頭数で他に逃げ馬がいないメンバー。7戦ぶりに逃げると決めていた。「以前は先頭に立つと周りを気にして進まなかったり、集中力を切らす面があった。今回は集中していた。逃げない競馬をしてきた成果が出たんじゃないか。一段、壁を乗り越えた感じ」と福永。成長を手綱で感じながら2周目の向正面で早々と勝利を予感した。出遅れもあって追い込んで勝った帝王賞以降、好位からの競馬など逃げない競馬をしてきた。その経験が鮮やかな逃走劇につながった。

 「やはり行った方がいい。最高のレースだった」と目野師は満面笑み。「出るところ出るところ、全部勝ちたい。今度は1600メートルになるけど、やはり行った方がいいから。まだこれからの馬だしダート界に世代交代を」。デビュー前から約2年半、一度も放牧に出ず厩舎で共に過ごしてきた秘蔵っ子と、最後の大舞台へ。目野師は大きな期待を持って挑む。

 ◆ケイティブレイブ 父アドマイヤマックス 母ケイティローレル(母の父サクラローレル) 牡5歳 栗東・目野哲也厩舎 馬主・滝本和義氏 生産者・北海道新ひだか町の岡野牧場 戦績26戦8勝(南関東8戦3勝) 総獲得賞金3億7332万8000円。

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2018年2月1日のニュース