【日経新春杯】ミルコ1日6勝!“100点騎乗”でプロミスV

[ 2018年1月15日 05:30 ]

日経新春杯を制し、この日6勝のM・デムーロがポーズを決める
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 京都の重賞「第65回日経新春杯」はパフォーマプロミスが1番人気に応えて重賞初V。初コンビのM・デムーロは一日6勝と、“ミルコ旋風”を京都に吹かせた。

 日曜の京都は朝から“ミルコ劇場”だった。11日に39歳となったM・デムーロは自らのバースデーウイークに花を添えるように、勝ち星を量産。午前中に2勝し、後半の8、9、10Rと3連勝。メインの重賞も完璧な騎乗だった。

 スローペースで逃げたロードヴァンドールから離れず、ミルコはパートナーのパフォーマプロミスを好位のインに誘導。直線で外に持ち出すとグイグイ伸び、ゴール前で粘るヴァンドールを差し切った。この日、6回目となる先頭でのゴール。鞍上は喜びを爆発させた。

 「強かったね。いいスタートを切れたし、一番いいところに付けられた。手応えも良かったし、直線は負けないと思ったよ。一日6勝?僕のニューレコード。とてもうれしいね」

 昨年はJRA・G1を6勝し“ミルコロガシ”という造語が生まれるほど、大舞台で勝負強さが光った。意外にも一日6勝はこれが初めて(5勝は過去4回記録)。18年の目標を聞かれると「昨年と同じなら満足だけど僕の性格から、もっといっぱい勝ちたいと思う」。早々と18年最初の重賞タイトルを手にした名手から今年も目が離せない。

 16年中京記念(ガリバルディ)以来の重賞制覇を飾った藤原英師も「ミルコが100点の騎乗をしてくれた」と、鞍上を称えた。

 6歳でようやく素質が開花したパフォーマプロミス。指揮官は「長めの距離の方がいいし、春は大きいところを目指したい」と、約3カ月後の天皇賞・春(4月29日、京都)を目標に掲げる。人馬共に18年の活躍を予感させる勝利になった。

 ◆パフォーマプロミス 父ステイゴールド 母アイルビーバウンド(母の父タニノギムレット)牡6歳 栗東・藤原英厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績12戦6勝 総獲得賞金1億3730万6000円。

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