【福岡・バトルT】中田が3代目覇者!前走の反省生かす

[ 2018年1月15日 05:30 ]

イメージキャラクターを務める渡辺直美から花束を贈られる中田(左)
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 ボートレース福岡のファン感謝3Days「BOAT RACEバトルトーナメント」は14日、第12Rで優勝戦が行われ、コンマ19の負けないSを決めた1号艇の中田竜太(29=埼玉)が、インから押し切った。2着は吉川元浩、3着は仲口博崇で、人気決着に終わった。

 バトルトーナメントの3代目覇者に名を刻んだのは中田だった。1Mを回ったところでは好角度で差した吉川が迫ったが、バックでグイッとひと伸び。後続で事故艇が発生したこともあり、早々と勝負は決した。

 「前走地の戸田正月戦が散々だったけど、その反省を生かしていい調整ができた。出足は2日目の方が良かったかもしれないけど、差されなかったし、いい状態だったと思います」

 昨年は9月にG1ヤングダービーを制するなど頭角を現し、初めてグランプリの出場権を得た。ただ、これといった見せ場をつくることができず、ファーストステージ敗退。悔しい思いだけが募った。

 「出るには自分が弱過ぎました。メンタルとか気持ちという言葉だけでは表せない部分かもしれないけど、あの舞台で活躍できる人は本当に強い人だと思う。それが分かったので今年は強くなった自分を見せられるように頑張りたい」

 何より埼玉支部には昨年金冠を手にした桐生順平という最高のお手本がいる。「ターンの次元が違い過ぎるので、僕は違う道で」と笑ったが、その背中に少しでも近づけるように研さんを積んでいく。

 ◆中田 竜太(なかだ・りゅうた)1988年(昭63)4月10日生まれの29歳。埼玉支部所属。104期生として09年5月に戸田でデビュー。13年9月戸田で初優勝。昨年はまるがめ周年、ヤングダービーとG1・2勝を挙げる活躍でグランプリに初出場。主な同期に松田大志郎、岡村慶太、竹井奈美ら。1メートル66、50キロ。血液型A。

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2018年1月15日のニュース