【梅ちゃん先生・特別編】5日東京10R 復調のビームス

[ 2017年11月5日 08:00 ]

 クロフネビームスは父クロフネに「矢のような輝く光」ビームズを付けて命名された。長いスランプから矢の光のような末脚を見せたのが前走。3角ブービー15番手から最速の上がりで3着まで押し上げた。馬体重は12キロ減の480キロ。体を絞って、闘争心を呼び戻す。来年2月に70歳定年を迎える尾形充師がかつてグラスワンダーにも用いた調教術である。

 昨冬にはこのクラスで連続2着の実力。同馬の特徴を熟知する吉田豊が再度手綱を取るとあれば、狙ってみたい。

 ≪京都7R 負けられないラボーナ≫ラボーナは軽快なスピードホースを輩出する母ハッピーパスと似ても似つかぬパワーホース。父ルーラーシップの遺伝子を体現したのだろう。言葉は悪いが、530キロ前後の馬車馬のような力自慢。だから、もっぱらダート戦を選び、芝は時計のかかる函館、札幌(洋芝)に限定されている。前走(3着)は大雨の影響で芝並みの時計勝負となった道悪ダート。スピード負けしてしまったが、好天予報の今回は時計のかかるパサパサの砂で馬力全開だ。「実は、一番頑張らせたいのはラボーナなんだよ。オーナーもそうだけど、ペーパーオーナーだって応援してくれているんだから」。藤沢和師は同馬の熱心なペーパーオーナーになっている番記者に2勝目を誓うのだった。

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2017年11月5日のニュース