3歳スプリント路線底上げへ!来年度から葵Sが新設重賞昇格

[ 2017年10月17日 05:30 ]

 JRAは16日、東京都港区の本部で関東定例記者会見を開き、3歳馬におけるいくつかの競走条件の変更を発表した。

 現行オープンの葵Sが、来年から新設重賞(5月26日、京都)となる。これは11年まで1200メートルで行われていたファルコンS(現在は1400メートル)以来の3歳スプリント重賞だ。JRAの柏田秀治競走部番組企画室長は「このレースで9月のスプリンターズSへ向けて3歳馬に賞金を獲得してもらう狙いがある。スプリント路線の底上げを期待したい」と説明した。

 また、桜花賞トライアルのチューリップ賞がG3からG2に格上げ。近年は同ステップを踏んだ14年ハープスター、16年ジュエラーなどが本番を制しており、フィリーズRと並び2つの桜トライアルがG2になる。オークスの優先出走権は桜花賞(4着以内→5着以内)、フローラS(3着以内→2着以内)、スイートピーS(2着以内→1着)に変更。ダービーも皐月賞4着以内に与えられた優先出走権が、5着以内に拡大される。

 加えて、NHKマイルCの新たなトライアルレースにG3アーリントンC(3着以内に優先出走権)を追加。現行ではニュージーランドTのみがトライアルになっているが、出走馬のレーティング低下を危ぐしての措置となった。それに伴い地方馬のステップ競走もファルコンSからアーリントンCに変更される。

 なお、通常1月5日に行われる東西の「金杯」は、1月6日の開催と決まった。

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2017年10月17日のニュース