【万哲の乱 特別編】10日東京10R アバオアクーが叩き2戦目で前進

[ 2017年6月10日 08:00 ]

 先週はクラス再編成の第1週。東京では4歳降級馬で1番人気になった馬が9頭いて、結果は6勝。高確率で勝ち上がった一方、勝ち切れなかった馬もいる。

 本日の東京10R・八王子特別で、4歳降級馬は丹沢S組のプリンシアコメータとマイネルビクトリーの2頭。先行脚質の前者は大外16番枠の試練。後者は前走・丹沢S(5着)の「2分11秒7」が今回直結する数字とは疑問が残る。降級馬2頭が人気は確実だけに、他馬から狙えれば当然好配当に。

 (9)アバオアクーは1000万条件の前走・是政特別5着で、いわゆる「条件スライド組」。ただ前に引っ張られたとはいえ、最後は目立った伸び脚。走破時計の「2分11秒3」も同じ週の丹沢S組と比較すると、遅くない。大型馬の休み明け2戦目。パサパサのダートも、パワー型だけに合っている。万が一スローペースになっても、早めのまくりの裏技でケリだ。

 《もうひと押し》日本時間11日早朝に行われる米国G1のベルモントSは(6)ルッキンアットリー。3冠路線のケンタッキーダービー2着、プリークネスS4着の前2走の実績を重視。父ルッキンアットラッキーはベルモントSこそ自重したが、プリークネスSなどG15勝。母の父ラングフールはラストランとなった97年のG1・メトロポリタンH(1着=ダート8F)がベルモントパーク競馬場でのもの。母系から舞台適性も十分ある。初コンビのオルティスJrは、昨年クリエイターでベルモントS優勝の実績が心強い。着実に追い上げるバテない強みを生かせば、2400メートルはOK。

 プリークネスSをパスしたゆとりのローテが怖い(7)アイリッシュウォークライが難敵。

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2017年6月10日のニュース