【ベルモントS】ケンタッキーダービー大敗からの直行組5頭が中心

[ 2017年6月10日 19:30 ]

 JRA海外馬券発売対象レースの米3冠最終戦「第149回ベルモントS」(米G1、ダート2400メートル)が10日(日本時間11日朝)、ベルモントパーク競馬場で行われる。日本からはUAEダービー2着のエピカリス(牡3=萩原)が参戦する。

 ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSと続く米クラシックレースは間隔が中1週、中2週と短いことから最も過酷な“三冠”と呼ばれている。2015年にアメリカンファラオが3連勝するまで実に37年もの間、三冠馬は生まれていなかった。

 過去10年、前走に二冠目のプリークネスSを使ってベルモントSを勝ったのは、そのアメリカンファラオのみ。プリークネスSを回避してケンタッキーダービーからこのレースへ直行した馬が4勝、2着5回、3着5回と圧倒的な成績を残している。

 昨年のベルモントSでは、クリエイターがケンタッキーダービー13着から直行して完勝。他にも09年サマーバード(ケンタッキーダービー6着)、12年ユニオンラグズ(同7着)、13年パレスマリス(同12着)ら直行組が巻き返して勝利をおさめた。

 タップリット(6着)、ゴームリー(9着)、アイリッシュウォークライ(10着)、パッチ(14着)、ジェイボーイズエコー(15着)の5頭がケンタッキーダービーからの直行組。とくにアイリッシュウォークライはケンタッキーダービーでは2番人気に推された実力馬。十分な間隔をとって調整してきただけに軽視は禁物だ。

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2017年6月10日のニュース