【ドバイシーマC】サウンズ順調!いざ悲願のG1初制覇へ

[ 2017年3月22日 05:30 ]

16日にドバイ入りしてから順調に調整を重ねているサウンズオブアース(撮影・岡田修平)
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 今年は過去最高となる日本馬11頭が挑戦するドバイ国際競走(25日、メイダン)。日本では昨年のジャパンCなどG1・2着3回のサウンズオブアースが、ドバイシーマクラシックで悲願のG1初戴冠を狙う。

 “無冠の帝王”の不名誉な称号を、異国の地で返上してみせる。サウンズオブアースは、16日にドバイ入りしてから順調に調整を重ねている。21日はメイダンのダートコースをキャンターで周回。翌日の追い切りに備えた。藤岡師は「繊細な馬なので心配していたが、カイバをしっかり食べてくれている。何のトラブルもなく状態がいいようなのでホッとしています」と言葉を並べた。

 最高気温が30度を超えることが多い3月のドバイ。日本では夏場のレースを一度も使っていないサウンズだが、新妻厩務員は「(早朝の)調教時間帯は涼しくて調整しやすい。北海道の夏みたいな」と問題なしをアピール。さらにカイバを夏仕様にして、万全の対策を施している。

 重賞勝ちこそないが、菊花賞、有馬記念、ジャパンCで2着。もはやG1制覇は陣営にとっての悲願。さかのぼれば01年、G1・2着4回のステイゴールドが同じドバイシーマクラシック(当時はG2)を制している。ルーラーシップ、エイシンヒカリも海外で初G1制覇。飛行機での輸送、不慣れな環境など課題が多い海外遠征でも、そのハンデをここ一番で力に変えてきた名馬も多い。

 7頭立ての少頭数だが、ポストポンド、ハイランドリールとメンバーは粒ぞろい。「世界の一流どころ相手になるが、いい状態で出せれば勝負になると思っている。タイトル?もちろん獲らせてあげたい」と言葉に力を込めたトレーナー。欲しいのは、頂点だけだ。

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2017年3月22日のニュース