【高松宮記念】橋口師“強気”レッドアリオン復活あるか?

[ 2017年3月22日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=21日】レッドアリオンは、もしかすると最低人気かもしれない。それもそのはず、最後の勝利は一昨年8月の関屋記念。その後は12連敗中で、掲示板に載ったことすら一度もない。レッドアリオンは“終わった馬”と言われても仕方ないところだが、橋口師はあくまでポジティブだ。昨年2月末日で定年となった父・弘次郎元調教師を彷彿(ほうふつ)させる“強気コメント”に、岡崎は耳を傾けた。

 「ず〜っと途中でレースをやめているから、ダメージはない。肉体面の衰えも全くありませんね。以前はマイルぐらいで走っていたけど、今は1200の方が集中力が持つ感じです」

 1200メートルでは前走オーシャンSで先行失速の12着に終わっているが「出して行って集中力が持たなかったため」と指揮官に悲観の色はない。惨敗続きの中に希望の光を見いだすとすれば5走前のセントウルS。直線で前が詰まるロスがありながら、勝ったビッグアーサーから0秒4差の6着に食い下がっていた。

 「あのレースはホント、見どころがありました。あの時のようにハミをかんだ状態で、持って運んだ方がいいと思うんです。前走は初ブリンカーが効き過ぎて引っ掛かるのを恐れ、(当たりの柔らかい)エッグハミを使いましたが、そこまで行かなかったので今回はリングに戻します。何とか変わってほしいですね」

 セントウルSに続くスプリンターズSは14着だったものの、着差はわずか0秒5だからバカにしたものじゃない。さすがに軸にはできないが、ヒモで押さえる価値はありそうだ。

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2017年3月22日のニュース