【競輪学校卒業記念】女子注目株、陸上から転身の“天才肌”太田

[ 2017年3月22日 05:30 ]

女子6回生で実力No・1と評判の太田りゆ
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 太田は陸上競技800メートルから転向して才能が開花した天才スプリンターだ。第2回記録会で規定のタイムをクリアしゴールデンキャップを獲得。小林優香(3期生)、同期の梅川風子に次ぐ女子3人目の快挙だった。素質が評価されナショナルチーム入りするとインドで行われたアジア選手権(2月6〜10日)に出場。チームスプリントの第1走を務めて3位の好成績を残した。「陸上競技800メートルをしていた時からスプリントやパワーに自信があった。自転車に乗り始めて1年未満で世界へ行けるとは。想像もしていなかった」

 自転車と出合い、隠れていた能力が引き出された。「加速力とトップスピードに持ち込むまでの早さが持ち味。それでも持久力が劣る」と弱点強化を課題に挙げる。教官が「勝負強さがピカイチ」と太鼓判を押すニューヒロイン候補。「卒記は自分が持っている力をしっかり出し切る。落ち着いて決勝まで進みたい」。歴代の卒記クイーン同様、完全Vを目指す。

 ◇太田 りゆ(おおた・りゆ)1994年(平6)8月17日、埼玉県上尾市出身の22歳。東女体大休学中。主なスポーツ歴は陸上競技800メートル。尊敬する人物はレスリングの吉田沙保里。師匠は早川成矢(78期)。選手になってからの目標は「ガールズグランプリ連続出場」。1メートル65、62キロ。血液型B。

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