【有馬記念】福永、驚速復帰!愛馬シュヴァルグランで恩返しを

[ 2016年12月21日 05:30 ]

ケガから復帰し久々に栗東トレセンに姿を見せた福永祐一騎手
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント=20日】驚異的な回復力だ。福永は3日の阪神5Rでベルクロノスに騎乗。4コーナーで馬が故障したため落馬した。馬場に投げ出される形となり、右鎖骨骨折と診断された。有馬記念の騎乗は絶望的かと思われたが、この日元気な姿を見せた。

 「月曜日は木馬に乗り、動き自体は大丈夫だった。実際に馬に乗ったけど、問題はなかったです」

 CWコースで中村厩舎のエオヒップス(新馬)の調教をつけた。併せ馬の形で、スピードを乗せて駆け抜けた。馬から下りると温和な笑顔をたたえて話し込んでいた。

 「馬にまたがった時に“帰ってきたな”という感じがした。確認のためにも一回乗っておきたかった。筋肉は覚えているものだし、これで張りも戻ってくると思います」

 早期の復帰には周りの尽力もあった。医師のサポートにリハビリ…。その中で一番大きかったのが食事だったと話す。

 「奥さんが化骨にいいメニューを毎日作ってくれた。サポートをしてくれる人がいっぱいいました。それに応えるためにも、結果を出したい」

 有馬記念はシュヴァルグランとコンビを組む。前走のジャパンCは3着。「もう一つそぎ落とした仕上げが可能だと思ったので、お願いしました。オーナーの佐々木(主浩)さんも“ユーイチがいけるなら”と言ってくれましたからね」。シュヴァルグランのG1初Vで、恩返しのグランプリとしたい。

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2016年12月21日のニュース