埼玉の鉄人レーサー伊藤公人が引退 40年目の選手生活にピリオド

[ 2016年6月23日 05:30 ]

23日に初日を迎える地元・大宮開催を最後に引退する伊藤公

 「埼玉の鉄人レーサー」伊藤公人(59=40期)が、23日に初日を迎える地元・大宮開催で40年目の選手生活にピリオドを打つ。

 77年プロデビュー。26歳で肝炎を患い3年近くを棒に振り、S級2班からB級2班へ陥落。病気を克服すると不屈の闘志で再びS級へカムバックした。06年には49歳8カ月で当時のS級最年長優勝を果たすなど、埼玉を代表するマーク屋として活躍した。

 一番の思い出を聞かれると「周りからは(決勝に進出した)ダービー(93年立川)と言われるけど、俺は(肝炎からの)復帰戦が忘れられない。凄い人数のファンが声援をくれたのがうれしかった。お客さんあっての競輪だからね」と、しみじみと振り返った。

 初日3Rは伊藤之人の番手を回る。還暦間近の大ベテランは「練習では大丈夫。ついて行ければ大丈夫。頑張るから」と完全燃焼を誓った。

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2016年6月23日のニュース