【根岸S】プロトコル“確変モード”Sヒーロー産駒初のダート重賞Vへ

[ 2016年1月29日 05:30 ]

坂路を駆け上がるプロトコル

 スクリーンヒーロー産駒が今年はダートも席巻!?プロトコルが根岸Sで同産駒ダート重賞初Vを狙う。昨年の年度代表馬モーリスなど活躍が目立つ同産駒だが、JRA重賞7勝は全て芝。近4走で3勝と勢いに乗るプロトコルが「ダートもスクリーンヒーロー」をアピールするか。

【根岸S】

 プロトコルは27日の追い切りで坂路4F52秒3と抜群の動きを披露。一夜明けた28日も坂路を力強い脚取りで登坂した。牧師は「とにかく元気が良くてパワフル。使うたびに良くなっている」と目を細めた。

 覚醒したら止まらない。それがスクリーンヒーロー産駒の特長だ。昨年6戦全勝で年度代表馬に選ばれたモーリスしかり、アルゼンチン共和国杯に続いて有馬記念も制したゴールドアクターしかり。プロトコルも4走前から1、1、2、1着と“確変モード”に突入した。師は「以前から心肺機能は良かったが、前々走ぐらいから心配事がなくなった。それまではモタモタするところがあったのが反応が良くなった」と本格化を感じ取っている。

 近4走で唯一先着を許したのが今回も人気確実なモーニン。当時は2馬身半差をつけられたが、師は「シュッと動けるようになってきたし、あの差をどのくらい詰められるか」と控えめながらも手応えをにじませた。柴田大とはその前々走からのコンビ。「いい時期に乗せてもらっているので以前との比較はできないが、追い切りは抜群だった。乗りやすいし長く脚を使えるので、うまく流れに乗れれば」と期待を寄せる。

 スクリーンヒーロー産駒は芝27勝、ダート24勝と兼用だがダート重賞は14年レパードSのクライスマイル(2着)の1戦のみ。プロトコルが初Vを飾ればダート路線にもスクリーンヒーロー旋風が巻き起こる。

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2016年1月29日のニュース