15年TCKリーディング騎手・矢野 今年は冷静さ求めて

[ 2016年1月29日 05:30 ]

矢野騎手

 【地方競馬です!!】先週、当コラムで15年南関リーディング騎手の森泰斗(35=船橋)を紹介したが、彼が南関4場で唯一トップを逃したのが大井。初のTCK頂点に立ったのは進境著しい矢野貴之(31=大井)だった。

 26日には名手の競演「佐々木竹見CジョッキーズGP」に初出場。第1戦を3番人気で快勝した(第2戦13番人気12着で総合4位)。「あれだけの人たちと一緒に乗れて光栄。少しビビった(笑い)。レースに行けば別ですけどね」。南関屈指のイケメンは笑顔で振り返った。大井開催は13年40勝(9位)から14年93勝(2位)とジャンプアップ。昨年は120勝。南関では201勝(自身最高)で真島に次ぐ3位だった。今年も7日の浦和ニューイヤーCをモリデンルンバで勝つなど幸先良いスタートを切っている。

 成績面で昨年を一言で表すならと聞くと「出来すぎかな」。大井リーディングは狙っての目標達成だった。一方、騎乗については「勝ちたい!と、ついつい肩に力が入っているのが自分でも分かった。自分に納得がいかない悔しい負け方もまだまだ多い。もう一段上に行くには冷静さも必要。今年の目標は数字よりそれですね」。気持ちの面での矢野の進化を楽しみにしたい。 (池田 裕文)

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