【東京新馬戦】ファルブラヴ産駒の異端児ラハトケレブ

[ 2015年6月18日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=17日】牝馬に活躍馬が偏る種牡馬を“フィリーサイヤー”と呼ぶが、最近ではファルブラヴが典型例だろう。産駒の獲得賞金ランキングを見ると、1位のワンカラットから2位アイムユアーズ、3位エーシンヴァーゴウまでが牝馬。4位のセン馬トランスワープを挟んで、5位から13位までが牝馬だ。

 そこで岡崎が注目したのが、今週日曜の東京芝7Fでデビューするラハトケレブ。全姉にオープン2勝のワイルドラズベリーがいる筋の通った血統だが、牡馬というのが気掛かりだ。単刀直入に牧田師に聞くと、「確かにそうなんですが」と苦笑いを浮かべつつ、前向きな言葉が返ってきた。

 「そこが気になっていたんですが、この馬にはファルブラヴ産駒特有の気の悪さがないんです。これなら期待できますよ」

 最終追いは坂路で4F53秒7~1F12秒4。“極端なピッチ走法”だった姉ほどではないが、回転力あるフットワークが好印象だ。「ここまで順調に来ましたし、動きもいいんでね。初戦からやれるでしょう」と指揮官。ファルブラヴ産駒のあしきジンクスを覆すような活躍を期待したい。

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2015年6月18日のニュース