【ユニコーンS】タンジブルで女性騎手初のJRA重賞制覇へ

[ 2015年6月18日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=17日】ニュージーランドの女性騎手、リサ・オールプレスがタンジブルの上で満面に満足そうな笑みを浮かべている。「この馬、コーナーまではズブいんだけど、直線で併せると凄く力強いストライドなの。東京の長い直線はきっと合うわ」。英語の苦手な梅崎にも通じるようにゆっくりとした口調で伝えた。

 Wコースで3馬身先行したニットウソレイユ(3歳未勝利)と併せ馬。直線入り口までリサの手綱が激しく動いたが、ゴール前1Fで内から並びかけると余力をもって併入。「こういうズブくて追わせる馬には彼女が合っている。ハミを掛けてがっちり抱え込むように乗るから」と黒岩師はリサ起用の理由を明かす。同騎手にとっては、13番人気ナカヤマナイトで2着に入った新潟大賞典以来2度目の重賞騎乗。「今月末に小学生の息子2人が来日するの。いい結果を出しておきたいわ」。女性騎手初のJRA重賞制覇なるか。

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2015年6月18日のニュース