【函館スプリントS】ローブティサージュ、昨年首差の雪辱へ抜群

[ 2015年6月18日 05:30 ]

ラインハート(右)と併せ馬で追い切られたローブティサージュ

 「第22回函館スプリントS」の最終追いが17日に美浦トレセン、函館競馬場で行われ、ローブティサージュが函館芝コースでシャープな動きを見せた。

 昨年の2着馬ローブティサージュはラインハート(4歳1000万)とともに芝コースへ。3馬身先行させて、徐々に距離を縮めながら直線外に持ち出す。鞍上の三浦が仕掛けると一気に加速して先着。ゴール板を過ぎてからさらに差をつけ、力の違いをみせつけた。三浦は「動きは抜群。洋芝は去年のこのレースで2着にきているので全く心配していない」と歯切れのいいコメント。

 昨年の函館スプリントSが初コンビ。レース後、三浦は「一度でも(6F戦を)経験していれば」と勝ち馬との首差を悔しがった。その後スプリント路線を歩んだだけに、今年は慣れが違う。三浦は「ゴチャつくと嫌なので、枠は内より外がいい」と枠順に注文をつけるのもVを意識する表れだ。

 須貝師も「さらに良くなっている。放牧先から(9日に)函館に入厩してすぐに競馬に使うのは同じパターン。滞在で落ち着いているし、輸送のストレスがかからないのがいい」と手応え。同厩舎は11~13年に3年連続の函館リーディングを獲得。昨年こそ3勝で6位に終わったが、師は「今年は仕切り直し」とリーディング奪取への意気込みを語った。北海道では新馬戦1着、昨年の函館スプリントS2着、キーンランドC1着と3戦3連対。滞在&洋芝との相性は抜群だ。近況は結果を出せていないが、師は「前走は馬場が悪くて走る気をなくしただけ。力負けじゃない」と不敵な表情を浮かべた。

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2015年6月18日のニュース