【若松ボート スポーツニッポン杯GW特選競走】今井貴士 押し切って6度目の若松制覇

[ 2024年4月30日 22:19 ]

3大特選を初制覇し金杯を手に笑顔の今井
Photo By スポニチ

 30日、12Rで優勝戦が行われ、今井貴士(39=福岡)がカドから仕掛けた前田将太の攻めを受け止め押し切った。若松では6回目のV(22年9月23日の一般戦以来。通算では昨年6月23日の大村以来43回目)、そして3大特選初制覇で今期を締めくくった。差して続いた池永太と西山貴浩の2着争いは池永に軍配が上がった。

 ドリームを見事な捲り差しで制し、幸先良く滑り出した今井は2日目のボート交換から明らかに足落ち。優勝戦はスタート特訓から西山に伸びられていた。

 「正直、焦りましたがスタートを行って先に回れば大丈夫と思って集中しました」と、コンマ13のトップスタートを決め押し切った。

 今期は少々低迷でA1級へ勝負駆けでもあった。「意識はしていましたが、まさか優勝できるとは思っていませんでした」と防衛を果たしA1級も決め(勝率6.38)、若松3大特選初Vと最高の締めくくりとなった。

 来年3月25~30日には若松でSGクラシックが開催される。「いろいろ言えるような立場ではないですが、出場するためには大きなレースで活躍しないといけないですね。あと、若松はいつも走らせてもらっているレース場。走るからには毎回、優勝を狙います」。クラシック出場には一般戦で多くの優勝を重ねるかG2以上の特別競走を制するのがノルマ。厳しい条件だが、この優勝を皮切りに権利取りのチャレンジが始まる。今後の活躍、そして来年3月に期待したい。

続きを表示

「2024 オークス」特集記事

「平安S」特集記事

2024年4月30日のニュース