【若松・BRメモリアル】白井 アクシデントもV字回復で予選突破だ

[ 2014年8月29日 05:30 ]

3日目は落水した白井だが、大きなケガもなく勝負駆けクリアを目指す

 魂の走りで危機を乗り越える。若松のナイターSG「第60回ボートレースメモリアル」は、29日が予選最終日。白井英治(37=山口)が勝負駆けに挑む。3日目の落水にはヒヤリとしたがケガはなし。得点率は27位に後退も、準優進出ボーダーを6・00と推定すると4日目(2)(2)が準優進出の条件。楽ではないが、1号艇を残しているだけに巻き返しても不思議はない。なお、毒島誠と赤岩善生の2人が4日目無事故完走で当確となった。

 2日目まで順風満帆だった白井をアクシデントが襲った。6号艇で臨んだ3日目5R。3コースから内枠2艇をまくりに行ったが、2コース田村のボートの先端にエンジンが引っ掛かり落水失格。「ツキがなかった」と肩を落とした。

 だが、減点5で済んだのは不幸中の幸いだ。前日までオール連対にまとめていたため、28日終了現在の得点率は27位。4日目の結果次第では準優進出も十分に狙える状況だ。右肩を押さえて医務室へと入ったが体は大丈夫。「大ケガをしなかったし妨害にならなかったのは大きい。レースについては後悔していない。あす(29日)も攻めていきたい」と前を向いた。

 その4日目は3、1号艇の好枠2走。「転覆していないので水をもらってない。大丈夫」とエンジンも問題なしの様子だ。「事故の前は一番出ていたと思う。ペラにヒビが入っていたので修正した。それで回転が変わってしまったので調整は必要」。課題があるのは確かだが、節一パワーが復活する可能性も低くはない。攻撃的な姿勢を崩さず、V字回復で予選突破を果たす構えだ。

 3日目を終えて、得点率トップは昨年覇者の毒島。舟足にも手応えを感じており不安要素は見当たらない。2号艇で登場する9Rを上位でクリアできれば、大会連覇が現実味を帯びてくる。この他の得点上位陣では中島、赤岩、魚谷らが好感触。瓜生や篠崎ら、地元勢もリズムを上げてきている。また、紅一点の平山が「今まで出場したSGの中で最も出ている」と満足顔。自身初のSG準優進出へ、10Rで勝負を懸ける。

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2014年8月29日のニュース