【有馬記念水曜追い】オルフェ 最後の一戦へ万全、力強い伸び脚

[ 2013年12月18日 17:23 ]

有馬記念の最終追い切りで力強い動きを見せたオルフェーヴル

 中央競馬の今年最後の大一番、第58回有馬記念(22日、中山)の最終追い切りが18日、東西(美浦、栗東)のトレーニングセンターで行われ、現役最終戦に臨むG1・5勝馬オルフェーヴルが万全の仕上がりをアピールした。

 栗東の坂路(ウッドチップ)コースで併せた相手を追いかける形でスタート。残り400メートルで追い出されると力強く伸びた。800メートル52秒3、ラスト200メートル12秒9とタイムも上々。手綱を取った池添謙一騎手は「先週よりも良くなっている。いい状態でいける」と有終の美を飾る自信をみせていた。

 昨年の覇者、ゴールドシップはいつもの坂路ではなくコースへ。CW(ウッドチップ)で3頭併せの真ん中で馬なりのまま楽々と最先着した。須貝尚介調教師は「ジャパンカップ(15着)は気の悪さが出たもの。ダメージはなかった。状態は変わりなくいい」と巻き返しを期していた。

 エイシンフラッシュも、これが引退レース。しまい重点に追われ、軽快に伸びた。ウインバリアシオンが前走から上積みを感じさせる動き。トーセンジョーダン、トゥザグローリーは好調を保っている。

 美浦では天皇賞・秋(8着)以来のヴェルデグリーンが気合の乗った動きで一変ムードが漂う。

 1着賞金2億円。出走馬と枠順は19日に決まる。

 ▽オルフェーヴル(池添謙一騎手)先週より動きが良く、状態は上がっている。相手がどうこうより自分と馬との折り合いがポイント。ラストランなので責任感を持って大切に乗りたい。

 ▽ゴールドシップ(須貝尚介調教師)ジャパンカップは気の悪さが出たもの。レース後、ダメージはなかった。(ムーアは)世界レベルの騎手なので馬の違った面を引き出してくれるだろう。

 ▽エイシンフラッシュ(M・デムーロ騎手)馬場が悪かったので、最終追い切りは強い調教をしなかった。でも、いい状態をキープしている。

 ▽ウインバリアシオン(松永昌博調教師)直前追い切りは時計が速くなったが、手応えは楽だった。

 ▽ヴェルデグリーン(相沢郁調教師)2度使ってすごく良くなっている。ツメの悪い馬だが、今は大丈夫だ。

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2013年12月18日のニュース