JRAの戸崎、早速1勝 中山3Rド派手に逃げ切った

[ 2013年3月3日 06:00 ]

ファンの声援に応える戸崎圭太騎手

 1日付で大井競馬からJRAに移籍した戸崎圭太騎手(32=田島俊)が2日、中山競馬場で“デビュー”。3RオメガインベガスでJRA騎手としての初勝利を挙げた。

 JRA戸崎としての初陣は中山。「何度も乗せてもらっている競馬場だが、最初はさすがに興奮した」と振り返った1Rはゴールデンパピオンで4着。続く2Rはイーグルカッターで勝ち馬に首差2着と肉薄し、迎えた3R。2番人気オメガインベガスでハナを奪い、直線は独走。2着に大差をつけるド派手な逃げ切りで、JRA騎手としての初勝利を飾った。

 「まずは1勝を目標にしていたので勝てて良かった」。レース後、特別に設けられたお立ち台で安どの表情。集まったファンから「おめでとう」と声援が飛んだ。中央通算81勝目だったが「やはり特別な1勝。温かく迎えてくれたJRAと、快く送り出してくれた大井のみんなに感謝したい」と喜びをかみしめた。

 午後には7Rをクロムレックで制し、この日は10鞍騎乗して2勝。メーンのオーシャンSでは7番人気ツルマルレオンを3着に持ってきた。戸崎を主戦として乗せていた、地方・船橋の川島正行師(65)も駆けつけ、「勝ち方を知っている。これまで教えたかいがあった」と満足そうだった。3日は中山で8鞍騎乗。弥生賞では2戦無敗のサトノネプチューンで“重賞初V”を狙う。

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