【チューリップ賞】クロフネサプライズ 逃げ切り重賞初制覇

[ 2013年3月3日 06:00 ]

チューリップ賞を制したクロフネサプライズ(左)

 桜花賞トライアル「チューリップ賞」が2日、阪神競馬場で行われ、3番人気クロフネサプライズが逃げ切って重賞初V。阪神JF(15番人気)2着がフロックでなかったことを示し、混戦の桜ロードに名乗りを上げた。2着ウインプリメーラ、3着アユサンまでが桜花賞の優先出走権を手にした。

 ペースは遅かった。とはいえ、この勝ちっぷりは本物だ。クロフネサプライズが3馬身半差の圧勝。これはもう桜花賞(4月7日、阪神)に王手と表現していいのではないか。武豊は強さに目を丸くした。「これはいいサプライズ。ハナに立ったら息が入った。最後までバテる感じがなく、4角で追い出した時に押し切れると思った。本番と同じコース、距離でこの結果。桜が楽しみ」

 田所師も「本番に向けてしっかり仕上げていきたい」。次走はマークも厳しくなるだろうが、勝つ資格を秘めた1頭であることは間違いない。

 ◆クロフネサプライズ 父クロフネ 母アイアンブリッジ(母の父トニービン)牝3歳 栗東・田所厩舎所属 馬主・畑清介氏 生産者・北海道新ひだか町上村清志氏 戦績6戦3勝 総獲得賞金7672万5000円。

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2013年3月3日のニュース