【ジャパンC】ジャガーメイル軽快 あるぞ!3度目の正直

[ 2012年11月23日 06:00 ]

G1・2勝目が視界に入ったジャガーメイル

 ホップ、ステップ、ジャンプ。ジャパンC挑戦3度目の古豪ジャガーメイルがポリトラックコースを快走した。単走で5F64秒6~1F11秒7。軽く気合をつけると、重心を沈めて加速、鋭い伸び脚を見せた。身のこなしも軽く、休み明けの天皇賞(7着)を叩いた効果がはっきり出ている。堀師は「だいぶ寒くなっているので、全ての管理馬にワンランク強い調教を行っている。必要があれば追ってほしいとの指示を出したが、その必要もなく動いてくれた。本当に順調にきている」と話した。

 4月の天皇賞・春4着後、左第1指骨の剥離骨折が判明。前走は約半年ぶり。決して得意舞台ではなかったが、3F33秒6と鋭い伸び脚で見せ場はつくった。師も「腰やトモ(後肢)に課題はある馬が、前走は休養効果でかなり馬が良くなり、今までで1番とも言える出来。スタート後に寄られる不利もあったが、よく詰めてきた」と評価している。

 2年前が4着。昨年は直線で最内を伸び、勝ったブエナビスタから0秒3差の3着。東京2400メートルは天皇賞以上に合う舞台なのは明らか。初来日となる新コンビ・ビュイックはナサニエルとの名コンビで昨年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、今年のエクリプスSを制した伸び盛りの24歳。指揮官は「コーナーの部分で足をためたい。追い出してからの反応が鈍い面があるので、そのあたりを鞍上が補ってくれれば。力を出せる舞台であることは前2年が証明している。さらに状態も良くなっているので、もう少し上の着順を狙いたい」。4着→3着…の上とくれば、2着か1着しかない。絶好の内寄り3番を引き当て、ロスなくインを伸びた昨年の再現。10年天皇賞・春優勝以来のG1・2勝目が視界に入った。

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2012年11月23日のニュース