【ジャパンC】ルーラー角居師「力を出し切れれば、逆転ある」

[ 2012年11月23日 06:00 ]

久々の天皇賞・秋でも力は示したルーラーシップ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ジャパンCにルーラーシップを出走させる角居調教師を直撃した。

 ――ルーラーシップは前走(天皇賞・秋)が宝塚記念(2着)以来、ぶっつけでの出走。

 角居師 本当は前哨戦を叩きたかったが、牧場での爪の具合がいまひとつでぶっつけになった。

 ――爪はデビュー当初からの悩みだ。

 ストライドの大きな走りをするので仕方ない。その都度、エックス線を撮るなどして、ベストの状態で臨めるようにはしている。出走する限り、心配はいらない。

 ――18キロ増は太かった?

 う~ん、多少重かったかもしれないが、動かしたらそれなりに動ける態勢だった。少なくとも息はできていた。

 ――宝塚記念に続き、またもスタートで後手。

 以前からそういう面はあった。この中間はゲート練習などをしているが、こればかりは枠順や、当日の他馬の枠入りにも左右される。今度は絶対に出遅れないとは言えない。

 ――コーナーでは大外。馬群に入れないケースが多い。

 香港では内を突いているし、別に馬混みを嫌がるわけではない。外を回さないと走れないというわけではない。

 ――上がり3F33秒1で伸びたが、宝塚同様、内から抜けた馬に負けた。

 そう。だが、力は示したと思う。悲観はしていない。

 ――今回はオルフェーヴルが相手。

 宝塚記念では向こうが8分の出来で負かされた。強い相手なのは分かっており、楽ではないが、競馬は1対1で走るわけではない。こちらがスムーズに力を出し切れれば、逆転の余地はあるはず。そう信じて送り込みます。

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2012年11月23日のニュース