【秋華賞】ハナズ加藤和師「競馬に絶対はない」

[ 2012年10月12日 06:00 ]

<秋華賞>坂路、単走で追い切るハナズゴール

 栗東滞在中の関東馬ハナズゴールは坂路で単走。最初の1Fを14秒5で入り、13秒0、12秒5と軽快にラップを上げた。ラストは13秒7だが、失速ではなくセーブしたもの。「道中が速くなったので最後は無理せず。全体時計(53秒7)は予定通り。いい仕上げができた」と、加藤和師は満足そうな表情を見せた。

 前哨戦のローズSを腸炎と熱発でレース前日に出走取り消し。体調が不安視されるが、その後の回復は順調だ。「体が寂しくなっているかと心配して見に来た」という師も「思った以上にふっくらしていたので安心」と話す。

 加藤和師は騎手時代の93年、当時は3歳牝馬限定だったエリザベス女王杯でホクトベガに騎乗し、ベガの3冠を阻止。「相手は強くても、競馬に絶対はない。今回もいいドラマがあればいいね」。ラスト1冠へ、強い思いで臨む。

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2012年10月12日のニュース