【オークス】アイムユアーズ、2歳王者と互角!

[ 2012年5月17日 06:00 ]

<オークス>ポリトラックコースで追い切るアイムユアーズ

 桜花賞3着から臨むアイムユアーズはポリトラックコースで豪華な併せ馬。次週のダービーに出走するアルフレード(3歳オープン)、マイネルグート(5歳1600万)を最後方から追走し、直線では2頭の間に入って急加速。馬なりのまま、抜群に稽古駆けする外のアルフレードと互角の勢いでゴールした。

 手塚師は開口一番「いい動きだったでしょ?」と笑顔。「桜花賞は上位2頭(ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ)に切れ負けした感じ。中間はそこを補えるよう調教してきた。プラスに作用してくれれば」と同師。併せた2歳王者の強烈な反応に瞬時に対応してみせたことで、調教を工夫してきた効果を実証した。

 全3勝が芝1400メートル以下で最大の課題は一気の距離延長だが、父ファルブラヴも母の父エルコンドルパサーもジャパンC優勝馬。父のVは中山芝2200メートルが舞台だった02年だが、血統的に2000メートル以上の距離をこなせても不思議はない。

 アルフレードで朝日杯FS優勝、NHKマイルC2着など大活躍のウィリアムズとの新コンビも心強い。師も「凄く調子が良さそうだし、任せておけば大丈夫」と全幅の信頼を置く。絶好の出来、血統背景、頼れる鞍上と三拍子そろった東の実力馬から、目が離せなくなってきた。

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2012年5月17日のニュース