【オークス】ベニザクラ7馬身追走、7馬身先着!

[ 2012年5月17日 06:00 ]

<オークス>ウッドチップコースで追い切るトーセンベニザクラ

 トーセンベニザクラが津村を背にWコースで豪快な動きを披露した。ベルモントブレイク(3歳未勝利)を7馬身追走。ラスト300メートルで外から馬体を併せると、並ぶ間もなく抜き去り、7馬身突き抜けた。430キロの小柄な牝馬とは思えないほど、パワフルな動きで好調を猛アピール。時計は6F82秒3~1F12秒4。鞍上は納得の表情で切り出した。「動きは凄く良かった。先週に乗ったときはうるさい面を見せていたが、落ち着いていたし、この感じでいければ」

 前走の桜花賞は後方から伸び切れずに8着に敗れたが、津村は手応えをつかんでいる。「出遅れて後ろからの競馬になったが、4コーナーでは勝ち馬(ジェンティルドンナ)の後ろにつけて、一瞬いけるかなと思ったくらい。折り合えば距離は大丈夫だし、東京の方が走りやすい。桜花賞よりはやれる」

 激走ムードが漂うが、不安もある。気性的に燃えやすいタイプで、いかに平常心で臨めるかが鍵だ。「今のところ我慢しているが、レースはスタンド前発走で油断はできない。今回はメンコ(覆面)を着けるつもり」と鞍上。万全を期して大一番に臨む。

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2012年5月17日のニュース