【ダービー1週前追い】ゴールド坂路1番時計

[ 2012年5月17日 06:00 ]

<日本ダービー1週前追い>坂路、ゴールドシップ(手前)はマコトリヴァーサルと併せて追い切られる

 ダービー(27日、東京)の1週前追いが栗東、美浦トレセンで行われた。皐月賞馬ゴールドシップ(牡=須貝)は迫力満点の動きで坂路1番時計を刻んだ。

 美浦から駆けつけた内田がまたがり、マコトリヴァーサル(3歳オープン)との併せ馬。スタート地点で軽く5、6馬身あった差を詰めながら、グングン加速していく。相手もオープン馬とあって並びかけるまでに脚を使ったが、ゴール前でグイッとひと伸びして首差先着。この日の1番時計となる4F50秒4をマーク。ラスト1Fも13秒1と踏ん張り、自己ベストを1秒8縮めた。

 内田が好感触を伝えた。「併せた馬が序盤から行っていたから追いつけないかと思ったが、最もきつい場所でかわした。それでも疲れていないし、心肺機能が優秀だね」

 皐月賞優勝後も反動はなく、2冠制覇に向けて順調に調教を消化。須貝師は「さすがに(皐月賞の)レース後は息が入るのに時間が掛かったが、この中間も変化はない。これだけ負荷を掛けたし、戦闘態勢に入ったと思う」と、イメージ通りの調整過程に納得の表情。内田は「距離延長は間違いなくプラス。どのコースでも走っているし、いろいろな競馬ができている。あとは馬を信じて乗る」と締めくくった。

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2012年5月17日のニュース