【有馬記念】ヒルノダムール“ラッキー3”だ!

[ 2011年12月23日 06:00 ]

<有馬記念>朝一番、坂路に向かうヒルノダムール

 「第56回有馬記念」(25日、中山)の枠順が22日、確定した。過去最多の10勝をマークするラッキー枠「3番」は今年の天皇賞・春優勝馬ヒルノダムールが引き当てた。ジャパンCを自重したことで凱旋門賞(10着)の疲れは取れて力を出せる状態だ。なお、同レースの馬券はウインズ新橋、後楽園で金曜発売される。

 ヒルノダムールがラッキー枠「3番」を引き当てた。スタートしてすぐに3角を迎える中山芝2500メートルはロスなくスムーズに運べる内枠が断然有利。3番は07年マツリダゴッホなど最多の10勝を挙げている。

 ダムールは天皇賞・春を制した時が1枠2番。それだけに牧村助手は「大きいレースでよく内枠が当たっているね」と歓迎ムードだ。今度は奇数枠だが、同助手は「スタンド前発走とかだとテンションが心配だけど、中山2500メートルなら問題ないでしょう」と心配していない。

 コース適性も魅力だ。中山では昨年の皐月賞で2着。上がり3Fメンバー最速の末脚で鋭く追い込んだ。昆師は「皐月賞のときは勝ったに等しい脚を使っている」と確かな適性を感じ取っている。

 10着に敗れた凱旋門賞以来となるが、師は「先週の時点で間に合ったと感じた。仕上げることには自信がある」と胸を張る。凱旋門賞こそ世界の壁にはね返されたが、【4615】の戦績が示すように本来は安定感のあるタイプ。ジャパンCを登録だけにとどめ、勝負をかけてきた大一番。好枠を得て、が然、一発ムードが漂ってきた。

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2011年12月23日のニュース