【チャレンジC】待機行動違反…魚谷、試練突破だ!

[ 2011年11月24日 06:00 ]

11Rで悔しい待機行動違反となった魚谷

 納得の舟足を武器に試練突破だ。現在、賞金ランキング17位の魚谷智之(36=兵庫)は、2日目11Rでの待機行動違反により減点7点。オール3連対の好成績を残しながら、得点率は24位タイまで転落してしまった。残る予選3走で大敗は許されない厳しい立場。だが、ペラ交換で仕上がりには納得の表情を見せている。きょう3日目6、10Rで1日早い勝負駆けをクリアし、準優進出へ望みをつなぐ。

 今大会好調の魚谷が一転して窮地に追い込まれた。初日3、1着と上々の滑り出しを飾り、6号艇で臨んだ2日目11Rも飯山に競り勝って3着をキープ。3戦オール3連対と安定した走りを見せてきた。だが、11Rのピット離れで内を締めたことが待機行動違反と判断されマイナス7点。得点率は6位から24位まで落ちてしまった。「ルールだから仕方ない」と肩を落とす魚谷。だが、舟足には手応えをつかんでいる。

 「冷えたら使おうと思っていたペラに換えて全体的に良くなった。あの波の中でも乗りやすかったし、足はバランスが取れていい」

 2日目は昼すぎから急激に風が強くなり、11Rの頃には風速7~9メートルをマーク。荒れ水面に「乗りづらい」と嘆く選手が多数いたが、魚谷は納得の乗り味を引き出した様子だ。この仕上がりなら5、4号艇で挑む3日目の2走も好勝負が可能だろう。

 オール連対は瓜生と田村の2人。田村は強風高波浪をものともせず、2日目2走を共にまくって連勝を飾った。「中堅上位くらい」と舟足にも満足顔で、このまま連勝街道を突き進んでも不思議はない。瓜生もペラ調整に正解を出しており、3日目11Rの6号艇をクリアできれば予選トップ通過も見えてくる。ほかの得点上位勢では菊地、白井、丸岡、重野らの動きが目立つ。下位に甘んじているが赤岩の気配も悪くなかった。対照的に峰、吉田俊、寺田、西山、中里らは明らかにパワー劣勢。立て直しが急務となる。

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2011年11月24日のニュース