【京都２歳Ｓ】アルキメデス、走りそうデス

ルメール騎手を背にＣＷコースでロードラテアートと併せるアルキメデス（手前）

　評判通りに新馬戦を勝ち上がったアルキメデス（牡＝藤原英、父アドマイヤムーン）が今度も京都芝２０００メートルの京都２歳Ｓで連勝を狙う。追い切りは先週に続いてルメールがまたがり、ＣＷコース６Ｆ８５秒１～１Ｆ１２秒１。しまい重点でしっかり伸びてロードラテアート（５歳１０００万）にクビ差先着だった。ルメールが笑顔で感触を伝える。

　「いい動き。シャープな走りでスムーズに加速するね。これからまだまだ良くなっていきそうだよ」

　素材の良さは勝ちっぷりに表れている。新馬戦は発馬で後手を踏んだもののスッと好位へ。折り合いをつけながら上がり３Ｆ３３秒９を刻み、きっちりモノにした。藤原英師は「まだ幼いけど能力はあるよ。これからしっかり成長させていきたい」と期待を寄せる。デビュー２連勝なら賞金加算という意味でも先々に向けて価値ある１勝になる。