【ジャパンC】ヴィクト246日ぶり実戦も不安なし

[ 2011年11月24日 06:00 ]

<ジャパンC>デムーロ騎手を背に(左から)レッドエクスプレス、ラブソネットと併せるヴィクトワールピサ

 3月のドバイワールドCを制して以来となるヴィクトワールピサの追い切りは、角居厩舎恒例のCWコース3頭併せ。最後方から直線で内に進路を取ると、デムーロのステッキに応えてしっかり先着。6F82秒4~1F12秒3でまとめた。

 ドバイワールドCの後はアクシデントに見舞われ、凱旋門賞などを断念した。今回は246日ぶりの実戦で仕上がりがポイントになるが、デムーロは「非常にいい状態なのは間違いない」と前向き。角居師も「現時点でできることはすべてやった。今は不安もないし、いい状態でいける」と納得の口ぶりだった。

 昨年暮れの有馬記念に続いて世界をも制した実力は説明不要。「戦法はスタート次第だが、直線を向いた時にはいい位置にいたい。闘争心が持ち味なので、その方がレースがしやすい」とデムーロがあっさり手の内を明かしたのも自信の表れか。名手の手綱さばきに導かれ、休み明けの不利をあっさりはねのけてもなんら不思議はない。

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2011年11月24日のニュース