【ジャパンC】ジョーダン、グローリーと併せ

[ 2011年11月24日 06:00 ]

<ジャパンC>併せ馬でトゥザグローリー(左)と追い切るトーセンジョーダン

 秋の天皇賞馬トーセンジョーダンはトゥザグローリーとの併せ馬。あえてトップレベル同士で競わせる意図を、池江師は「楽な相手と調教しても強くならない。お互い高めあっていかないと」と語った。同僚は同時にライバルだ。この日は外へ併せて約1馬身遅れたが、ハイクラス同士での結果で問題ない。出来に池江師は胸を張った。

 「使って良くなるので、今回の方がより力を出せる状態。きょうの動きも元気いっぱいでしたね」

 繊細なケアを施し、衝撃的なレコードVの反動はない。その天皇賞・秋はハイペースを味方に付けた。スロー必至の今回はどうか。鞍上は短期免許期間の終了したピンナからウィリアムズに代わる。気になる作戦面を池江師はこう語った。

 「腕っ節の強いウィリアムズとは手が合うと思う。スタミナは豊富。スローなら自分から動いて流れをつくれる自在性のある馬。いろいろ作戦を練って、ジョッキーとも相談したい」

 今度はレースの流れを動かす立場に。勝ってなお、底知れぬ怖さがある。

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2011年11月24日のニュース