【AR共和国杯】荻野琢、ハインド“完全掌握”

[ 2011年11月3日 06:00 ]

<アルゼンチン共和国杯>ワーズワース(左)と併せ追い切るゴールデンハインド

 【東西ドキュメント・美浦=2日】ゴールデンハインドの追い切り騎乗のため荻野琢が栗東から駆けつけた。鈴木は札幌以来となる再会を喜びつつ、馬の動きを凝視した。Wコースでワーズワースとの併せ馬。1秒4も追いかけたが残り200メートルで並び、左ムチ1発でジワジワと引き離して1馬身先着。タイムは5F66秒3。完全に馬を手の内に入れた荻野琢が頼もしかった。「北海道の時と比べ、しっかりと走ってくれるようになった。長くいい脚を使える」と感触は上々だ。

 荻野琢の強みは同じレースに出走する同型ドリームセーリングにも騎乗していた点。「序盤のスピードは向こうの方が上。こちらは番手で構えたい。切れ味勝負は嫌なので、どこかで仕掛けることもありそう」と作戦を明かした。「多くの方にあいさつできたし来たかいがあった」と話した荻野琢。積極的にチャンスをつかみにいく姿勢に鈴木は好感を持った。

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2011年11月3日のニュース