【日本選手権】地元・永井、連覇へ貫禄発進!

[ 2011年11月3日 06:00 ]

初日、快勝発進の永井。連覇がはっきり見えてきた?

 前年覇者の永井大介(34=船橋)が、初日10R「選抜予選」でトップスタートから逃げ切りに成功して白星スタート。今年のSGは2月全日本選抜こそ優出(7着)を果たしているものの、5月オールスターの優勝戦は試走落車により無念の欠車。さらに9月オートGPでは予選2日目に反則妨害で失権と苦しんでいるだけに、1枠で臨む2日目11R「特別予選」も勝ち切って勢いをつかむ。

 タイトル連覇にアタックする地元エース格の永井が、初日から貫禄を示した。10R。切れ味鋭く1コーナーを先制すると、1枠から2番手に粘った早川の追い込みを終始抑え込んで6周回を踏ん張った。「スタートは良かったけど、道中でタイヤが滑っていた」と肩をすくめながらも、白星ゲットに「とりあえずひと安心」と表情を緩めた。

 「試走でも立ち上がりで滑らせて(3秒)29を出せたし、エンジンは絶対にいいと思う」と永井。それだけに「1本で十分だから、いいタイヤを見つけたい」と言い切る。足周りさえしっかりさせることができれば、きょう2日目11Rはもちろんのこと、地元の選手権を最高の結果で締めくくる青写真が浮かび上がってくるはずだ。

 初日「選抜予選」11Rを快勝した高橋義、同12Rを勝った有吉も抜群の気配を披露。さらに高橋貢、金子、荒尾、木村、早川、田中茂らも戦えるムード。また、初日は川口勢の活躍も目立った。高橋義を筆頭に森、佐藤裕、青木治、鈴木清の5人が白星発進と暴れ回った。

 0オープンで争われる選手権だけに、スタートを決めた選手がそのまま上位を形成する傾向が強かった。そんな状況で、1コーナーで主導権を握れなかったにもかかわらず追い込んでいた田村、大木、深谷、桝崎、仲口らはスタートさえ決まれば面白い存在となりそう。なお、2日目は9~12R「特別予選」をメーンに争われる。

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2011年11月3日のニュース