【AR共和国杯】復権へ!ブルースリ必勝態勢!

[ 2011年11月2日 06:00 ]

完全復活を懸けるオウケンブルースリ

 菊花賞馬の完全復活だ!東京メーン「第49回アルゼンチン共和国杯」でオウケンブルースリが09年京都大賞典以来、2年ぶりの勝利を狙う。腰の不安などで長く不振が続いていたが、前走3着に確かな復調の兆し。先週の天皇賞・秋を見送った分まで必勝態勢で臨む。

 大外からズバリと差し切った菊花賞から3年。オウケンブルースリがいよいよ完全復活を遂げようとしている。「天皇賞を見て、あのハイペースなら使っても良かったかなと思った。はまっていたかもしれないよ」。独特の“音無節”が戻り、指揮官の表情は明るかった。

 なかなか順調に使い込めず、休養を挟みながら現役生活を続けてきた。だが、この秋は違う。栗毛の馬体は久しぶりにピカピカと輝き、トモ(後肢)にはエネルギーが詰まっている。前走・京都大賞典では直線でグッとひと伸び。58キロを背負い1キロ重かった分、ビートブラックには2着争いで競り負けたが、先に楽しみが残る3着だった。レース後、浜中は「春と比べて明らかに良くなっている」とコメント。指揮官も「馬体の張りがこれまでと全然違う」と感触をつかんでいる。

 復調なったとあれば、狙うは09年京都大賞典以来の白星だ。58・5キロのトップハンデは実績を考えれば仕方ないところ。「58キロでいいのにね。“・5キロ”は余計じゃないのか?」と音無師は冗談めかしたが、その後に「この馬は調教で動けるかどうかが調子のバロメーター。1週前追い切りの走りが良かったし、休み明けを使った上積みは感じている。現状の賞金ではジャパンCに出走できないので、ここで何とか賞金を加算したい」と力強く話した。

 やや距離不足ということもあって天皇賞・秋を自重。満を持してここに臨む。09年ジャパンC(2着)ではウオッカに鼻差まで迫ったこともあり、距離、舞台共にベストだ。同じジャングルポケット産駒のトーセンジョーダンに続け。今年ブレークした田辺を鞍上に確保。菊花賞馬復活への舞台設定は着々と整っている。

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2011年11月2日のニュース