【ファンタジーS】ビウイッチアスに“ぞっこん”

[ 2011年11月2日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=1日】先週、坂路で1番時計(4F48秒3)を叩き出したビウイッチアスの豪快な動きを見て、ファンタジーSでの快走を確信した鈴木。武藤師の感触も上々だ。「2歳のこの時期に、この時計はなかなか出ない。ウチの厩舎で49秒を切った馬はいなかったんじゃないかな」

 スピードだけでなくレースセンスもいい。前走・カンナS。道中で一気にペースが上がったところでも周囲につられることなく自分のペースを守り、計ったように差し切った。「体もないし(前走432キロ)、見た目も平凡だが、走らせたら本当にパワフル。前脚のかき込み、後肢の蹴っ張り…。この馬独特の走り方なんだ」。師のほれ込みようはかなりのものだ。過去10年、関東馬が勝っていない鬼門の一戦。しかし、たぐいまれなセンスとフットワークを武器に、歴史を塗り替えてくれないかと鈴木は願っている。

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2011年11月2日のニュース