ヒルノダムール有馬記念へ 来年も海外挑戦

[ 2011年10月4日 06:00 ]

<凱旋門賞>10着に敗れたヒルノダムール

 「第90回凱旋門賞」から一夜明けた3日、10着に終わったヒルノダムール(牡4=昆)は馬房で疲れを癒やした。馬の様子をチェックした昆師は「歩様、脚元とも問題ない。元気もあるがタフなレースだったからね。有馬記念(12月25日、中山)に向かうことになるだろう」と見通しを語った。5日成田着の便で帰国する。来年は再度、海外遠征のプランがあり、ドバイ国際競走(12年3月31日、メイダン)を視野に入れている。

 また地元紙によれば3着スノーフェアリー(牝4=英国)は、次走で昨年優勝したエリザベス女王杯(11月13日、京都)かジャパンC(11月27日、東京)に出走するプランがあることをダンロップ師が明かしている。

 ≪フェスタは11着≫トレジャービーチが飛ばして逃げ、ヒルノダムールは5、6番手のインの絶好位。ナカヤマフェスタは大外枠が響いて後方外めを追走。直線を向いてヒルノが追い出すが伸びず後退。ナカヤマもジリジリと差を詰めるのみ。中団にいたドイツの3歳牝馬デインドリームが残り300メートルから矢のように伸び、5馬身差の快勝。勝ちタイム2分24秒49は、97年の2分24秒6(パントルセレブル)を更新する凱旋門賞レコード。ヒルノダムールの藤田は「スタートまでにイレ込み、力を出せなかった」とコメント。11着ナカヤマフェスタの蛯名は「状態が良くならなかった。昨年のような走りを見せることができず残念」と語った。

続きを表示

2011年10月4日のニュース