【有馬記念】芸能界は「のり××」…競馬界は「ノリ」!

[ 2009年12月26日 06:00 ]

 【世相で占う】今年最大の出来事は?と問われて、真っ先に思い浮かぶのは「政権交代」。8月30日に行われた衆議院議員選挙で、民主党が単独過半数の308議席を獲得。自民党から政権奪取に成功し、社民党、国民新党との連立で新内閣が成立した。

 首班指名を受けてトップに立った鳩山由紀夫首相は、明治から続く政治家一族「鳩山家」の4代目。言わば、バリバリのサラブレッドだ。有馬記念の出走表に目を移すと、こちらも政権ならぬ世代交代のムード。ウオッカ、オウケンブルースリなどの強豪がいない半面、新興勢力の3歳勢が半数近い7頭もエントリーしてきた。中でもフォゲッタブルは祖母ダイナカール、母エアグルーヴがともにG1馬という超良血。名門のプリンスという立場は鳩山首相そっくりだ。鳩山首相は最近になって母親から巨額の“お小遣い”をもらっていたことも判明。マイネル、マツリダの2頭で臨む国枝勢の「ママ」コンビとセットなら高配当は間違いなしだ。
 その国枝勢がワンツーを決めれば、81年の二本柳俊夫師(1着アンバーシャダイ、2着ホウヨウボーイ)以来、有馬史上2人目の快挙。81年の日本シリーズは今年と同じ巨人VS日本ハムで、4勝2敗で巨人優勝という結果も同じだ。また、3月から7月にかけ、日本人宇宙飛行士の若田光一さんが3度目の宇宙滞在。過去2度のミッションの年は、96年サクラローレル、00年テイエムオペラオーと、その年の天皇賞・春V馬が優勝している。マイネルキッツ―マツリダゴッホの決着が予言されているのか。
 7月には日本の陸地で46年ぶりに皆既日食が観測された。前回の63年に有馬を勝ったのが春に宝塚記念を制していたリユウフオーレル。これが史上初の同一年春秋グランプリ連覇。ドリームジャーニーがVなら皆既日食=春秋連覇の公式が成立。出版界では村上春樹の「1Q84」が大ベストセラーに。(1)(9)(8)(4)のBOX馬券は押さえておくべき。
 競馬界は間違いなく「ノリ」こと横山典弘の年だった。初のダービー制覇など大活躍。電撃乗り代わりでブエナビスタの鞍上が回ってくるあたりに強運を感じる。オバマ米大統領の「チェンジ」よろしく、テン乗りで自ら1年を締めくくるか。そう言えば、今年一番の話題をさらったのは「のり××」…。お後がよろしいようで。

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2009年12月26日のニュース