【有馬記念】(8)リーチザクラウン

[ 2009年12月26日 06:00 ]

チャンスを狙うリーチザクラウン

 リーチザクラウンは橋口厩舎定番の坂路コースでの調整。折り合い難を抱える現状だが、1F16秒台のラップを正確に刻み、落ち着いた様子で坂を駆け上がってきた。「いつもと変わらない」と鎌田助手。先週の朝日杯FSを勝ったローズキングダムと比べ「向こうがどっしりしているので、どっちが2歳馬か分からない」と苦笑いだが「獣医も“今年の中で一番いいんじゃないか”と言ってくれたし、すんなり行ければチャンスはあるはず」と自信をのぞかせた。

 鞍上の武豊は今回で21回目の有馬記念騎乗。岡部の持つ最多騎乗(22回)にあと1に迫っている。優勝はオグリキャップ(90年)、ディープインパクト(06年)。勝てば、岡部、ペリエ、田原に並ぶ最多勝利となる。3戦連続で逃げており、ここも「自分のレースをするだけ」(武豊)と戦法に迷いはない。

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2009年12月26日のニュース