藤本五段 先月から10連勝 新人王戦で清水三段に勝利 王将戦でも1次予選決勝進出など好調

[ 2024年4月22日 17:17 ]

藤本渚五段
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 昨年度の勝率・852で勝率1位賞に輝いた藤井聡太王将(21)に次ぐ、51勝9敗の勝率・850をマークし、新人賞と最多勝利賞をダブル受賞した藤本渚五段(18)が22日、大阪・関西将棋会館で、第55期新人王戦トーナメントの清水航三段(26)との対局に臨み、133手で勝利した。先月、王位戦挑戦者決定リーグ紅組で佐々木大地七段(28)に敗れたのを最後に公式戦10連勝とした。

 振り駒の結果、藤本が先手になり、戦型は後手清水三段の角交換型振り飛車になった。銀冠の藤本、清水三段は高美濃に組み57手目、藤本が6筋の歩を突っ掛けて開戦した。

 手駒の角を敵陣へ打ち込み、相手に取らせる間に銀桂との交換に成功。その銀を自陣へ足し、金銀5枚の堅陣を敷くと細い攻めをつないで押し切った。

 新年度になっても好調の藤本は、本社主催のALSOK杯第74期王将戦でも19日に竹内雄悟五段(36)を破り、1次予選決勝に進出。2次予選進出をかけて決勝で千葉幸生七段(45)と横山泰明七段(43)の勝者と対戦する。王位戦では挑戦者決定リーグ紅組で2勝1敗の首位タイ、王座戦でも総勢16人による挑戦者決定トーナメント進出を決めている。

 新人王戦ではベスト16に進出。次戦は宮嶋健太四段(24)と井田明宏四段(27)の勝者と対戦する。

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