【今夜のどうする家康】残り4回　第45話「二人のプリンス」氏真も長寿→家康と涙の再会…豊臣人気が再燃

大河ドラマ「どうする家康」第25話。今川氏真（溝端淳平）と糸（志田未来）は瀬名と松平信康の最期を知り…（C）NHK
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　嵐の松本潤（40）が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）は26日、第45話が放送される。今夜のポイントを探る。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

　第45話は「二人のプリンス」。関ヶ原に敗れ、牢人となった武士が豊臣の下に集結。憂慮した徳川家康（松本潤）は若き当主・豊臣秀頼（作間龍斗）を二条城に呼び、自らの権威を誇示しようとしたものの、世間にお披露目された秀頼の麗しさに人々は熱狂。豊臣人気に再び火がつく。脅威を感じた家康は徳川秀忠（森崎ウィン）の世に憂いを残さぬためにも、自らの手で豊臣との問題を解決しようと試みる。そんな中、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が大きな火種に…という展開。

　「二条城会見」（慶長16年、1611年）「方広寺鐘銘事件」（慶長19年、1614年）が描かれる。

　次回予告。老境の今川氏真（溝端淳平）が再登場し「お主に助けられた命もあることを忘れるな」――。2人は抱擁し、涙。感動の“兄弟再会”となりそうだ。

　第12話「氏真」（3月26日）、氏真は弟分・家康との一騎打ちの末に降伏。懸川城を開城し、戦国大名としての今川家は滅亡した。第24話「築山に集え」（6月25日）、愛妻・糸（志田未来）とともに再登場。瀬名（有村架純）の“慈愛の国構想”を後押しした。

　史実としては、今川氏真の生年は天文7年（1538年）、没年は慶長19年（1614年）。当時としては徳川家康とともに長寿。和歌や蹴鞠に通じた文化人としても知られる。