「韓国バラード界の皇帝」がキングレコード移籍第一弾で日本のヒットメーカーとタッグ

ソン・シギョンの最新アルバム「こんなに君を」ジャケット写真
Photo By 提供写真

　「韓国バラード界の皇帝」と呼ばれる韓国人気歌手ソン・シギョン（44）の新アルバムが22日、発売された。キングレコード移籍第1弾でタイトルは「こんなに君を」。6曲が収録されている。

　今作のリード曲「こんなに君を」の作曲は「江南スタイル」の世界的ヒットで知られる韓国人ラッパーPSY、作詞は日本を代表する作詞家・松井五郎氏だ。

　シギョンは「（PSYと松井氏の作詞作曲は）面白い組み合わせだと思いました。PSYさんの楽曲は難しい音楽ではなく、覚えやすい大衆歌謡。気取っているより聞きやすくて覚えやすい楽曲をつくるアーティスト。そこに松井五郎さん。哲学的で、PSYさんとはバランス的にいいと思った。その結果、できた曲を僕は気に入っています」と話す。

　シギョンは韓国では国民の誰もが知るスーパースター。韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」「星から来たあなた」「雲が描いた月明り」「青い海の伝説」などのOST（オリジナル・サウンドトラック）を自作し歌唱し大ヒット。圧倒的な歌唱力と、「鼓膜彼氏」と呼ばれるほどの甘い声で、聴く人の心を揺さぶることでファンが多い。

　「詞として完成度があって、メロディーなしでも十分伝わる…そういう歌詞が好きなんです。詞を読んで良ければ、後から付けるのは自分の役割だから、それは自信がある。メロディーなしであっても十分力のある文章が好き。松井さんの歌詞はいつもそのような感じ」と思いを語る。

　「韓国でも人気がある」という「安全地帯」の「悲しみにさよなら」「碧い瞳のエリス」を手掛けたヒットメーカー・松井氏とのタッグへ期待を寄せている。