宇梶剛士 俳優となったきっかけを明かす スターにあいさつを教わり、超大物俳優が「もらっていいか」

[ 2023年11月12日 12:29 ]

宇梶剛士
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 俳優の宇梶剛士(61)が11日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜11・30)にゲスト出演。芸能界入りしたきっかけについて語った。

 この日、インフルエンザで欠席したMCの「極楽とんぼ」加藤浩次に変わって代理MCを務めた「サバンナ」高橋茂雄が「どういうきっかけで俳優になられたんですか」と質問。宇梶は「本当はプロ野球選手になりたかったんですけど、プロの人からも声かけてもらったりして。その気になってたんだけど、ちょっとやってはならないことを…」と明かした。

 プロ野球選手を目指していた少年時代から、グレて暴走族の総長にまでのし上がるも改心したエピソードは有名で、「コンッ!みたいな」とげんこつの仕草をしてみせると、「そのままガチャン!もあったんですよ」と宇梶。高橋が「“43番!”的なことですか」と尋ねると、「まあそうかもしれません」と否定しなかった。

 女将役の島崎和歌子が「そんな時によく俳優になろうと思いましたねえ」と驚きを口にすると、宇梶は母が差し入れてくれたという喜劇王・チャールズ・チャップリンの自伝を読んで感銘を受けたという。

 「自分は野球でそういうふうになりたかったんだけれども、ダメで、グレてワーワー吠えまくってたんだけど、チャップリンはそういう時でもグッとこらえて俳優の修行をしていた。感動もしたけど、自分が恥ずかしい生き方をしてきたなと思って」と語った。

 「ガッチャンの施設を出て」両親に「俳優になろうと思う」と宣言。父は驚き動揺したものの、母は芸能界の知人に相談してくれたという。そうして歌手・錦野旦が所属していた事務所を訪れると、音楽事務所だったため、「うちでは無理だよ」との回答が。それでも錦野のマネジャーからは「俺と同じ誕生日だな、芸能界は掟がある。あいさつもそうだし時間のこととか、そういうことだけでも学んでみるか」と言われ、錦野のカバン持ちになったとした。

 錦野のカバン持ち時代には、名前を呼ばれ「はい!はい!」と返事をしていたが、錦野からは「鳥じゃねえんだから、首であいさつするな。腰であいさつするんだ」との指導もあった。

 「だから錦野さんの楽屋に“おはようございます”って行くと、“おい、あいさつ”って言ってやらせるんじゃなくて、一緒に練習してくれるんですよ、横で。で、(頭を)下げたりなくてもダメ、下げすぎてもダメ、みたいな」と振り返ると、女将役の島崎和歌子は「錦野さんらしいですね」と感心した。

 その後「錦野さんが映画に出られるんで、台本取りに行ってこいってお使い坊やで」出向いた先には東映のプロデューサー、俳優の鶴田浩二さん(1987年死去)、のちに師匠となる菅原文太さん(2014年死去)がおり、帰ろうとすると、菅原さんから「おい!お前さん、何者じゃ」と呼び止めれたという。

 宇梶は錦野のカバン持ちをしていることや、「俳優になりたいんですけど、どうやって俳優になったらいいか分からないので」と話したところ、菅原さんが錦野の事務所の社長に電話をし、「お前さんところのデカいの、もらっていいか」と弟子にしてくれたと語った。

 常連客役のYOUは「仁義しかねえ」と驚き、宇梶の当時の写真が披露されると、「超カッコいい!うわあ、そりゃ欲しいわ」とため息交じりに話した。

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