菅井八段、三間飛車を選択…豊島九段との王将リーグ始まる 挑戦権争いの生き残りを懸けた戦い

[ 2023年11月7日 12:35 ]

菅井竜也八段
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は大阪市福島区の関西将棋会館で挑戦者決定リーグ、豊島将之九段(33)と菅井竜也八段(31)による対局が7日午前10時に始まり、戦型は後手菅井の三間飛車へ進んだ。正午からの昼食休憩までに36手進んだが、駒の交換はまだなく駒組みが続いている。持ち時間4時間から豊島が58分、菅井は1時間1分消費した。

 リーグの7人が6局ずつ指し、藤井聡太王将(21)=名人、竜王、王位、叡王、王座、棋王、棋聖含む8冠=への挑戦権を争う。順位2位の豊島が2勝2敗、5位の菅井は2勝1敗で迎え、敗者はプレーオフ進出の権利も失う。

 4勝0敗でトップの順位3位・永瀬拓矢九段(31)と3勝2敗で順位1位・羽生善治九段(53)の対局が14日に控えるためで、菅井が敗れると1敗が消滅し、永瀬―羽生戦の永瀬勝ちで永瀬の挑戦が決定。羽生勝ちだと永瀬、羽生の両者が4勝以上となる。王将リーグのプレーオフは成績、そして順位の上位2人によって行われる。

 豊島が敗れると菅井が1敗を維持するため、14日の永瀬―羽生戦の結果次第では3者が1敗で並ぶ混戦も予想される。

 まさに挑戦権争いの生き残りを懸けた戦い。豊島は25手目で▲9八香とし、穴熊を匂わせたが、昼食休憩まで9九へ入ることはなく態度を保留している。昼食は豊島が親なん定食(そば)、菅井は親子丼で、ともにやまがそばから。

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2023年11月7日のニュース