ジャニーズ新会社の副社長・井ノ原「ファンとともに進んでいきたい」「これまで大きな事務所で守られ…」

[ 2023年10月2日 14:31 ]

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之(撮影・会津 智海)
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 ジャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、今後の会社運営についての会見を都内で行った。

 ジャニーズJr.の育成などを手掛けるジャニーズアイランドの社長で、元V6の井ノ原快彦(47)が所属タレントのマネジメントなどを行う新会社の副社長になることが発表され、新会社の名前を公募することを井ノ原が語った。

 「新会社ではファンの皆さんをお借りしたい」と呼び掛け「これだけ厳しい状況でもファンの皆さんが耐えて、僕らを見守ってくださった。ファンに対する感謝の気持ちを皆、口をそろえて話している」と説明。「大きな会社に守れてきたのは事実。甘えもあったかもしれない。だからこそ、内向きな体質にもなったのかもしれない。ジャニーズ事務所を解体するからには体質を変えないといけない」と振り返り、今後について「ファンの皆さんと二人三脚で進んでいくべきだと考えています」と抱負を述べた。

 ジャニーズ事務所は9月7日、藤島ジュリー景子社長の後任として少年隊の東山紀之が新社長に就任することなどを発表。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組むとしたが、この会見後、大手企業が相次いで所属タレントの広告起用を見直す方針を示した。その後、ジャニーズ事務所は19日に取締役会を開催。社名変更など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認したとし、10月2日には進捗(しんちょく)内容を具体的に報告するとしていた。

 また、9月中に発表するとしていた「人権に関するポリシーの制定など再発防止特別チームが提言した内容に基づいたさらなる具体的な再発防止策」についての報告が行われる。こちらについては「公表させていただく予定としておりましたが、今回の会見にてご報告させていただきますので、予めご了承ください」と呼びかけた。

 前日27日に行われたNHKの会見では、ジャニーズ事務所所属のタレントの番組起用について、稲葉延雄会長が「現時点で新規契約を行わない」と明言。大みそかの紅白歌合戦についても、同局は「同じ方針」とした。山名啓雄メディア総局長も「紅白はジャニーズのタレント起用はゼロになるのか?」の質問に「現時点ではそうなる」と語った。ただ、同局は「新規の出演依頼については、被害者への補償と、再発防止への取り組みが着実に行われていることが確認されるまでは行わない」とした。その後、テレビ東京もジャニーズ所属タレントの新規契約を結ばないとした。

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