「1」並び!111周年の上方林家、一門会を11.11開催 療養中の林家染丸も「喜んでくれる」と染二

[ 2023年9月5日 15:06 ]

上方の「林家再興百十一周年記念 林家一門会」の発表会見に出席した(前列左から)林家うさぎ、林家染二、林家そめすけ(後列左から)林家花丸、林家菊丸、林家染雀
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 上方の林家再興百十一周年記念「林家一門会」(11月11日、天満天神繁昌亭)の発表会見が5日、大阪市内であり、林家染二(61)らが意気込みを語った。

 五代目笑福亭松喬が二代目林家染丸を襲名して再興した上方林家。今年で百十一周年を迎え、その二代目染丸の命日に一門会を開催する。「百十周年に気づいてなかったから今年になった」と笑わせた染二。1並びで、二代目染丸の命日も1並び。「1に縁のある一門。一番の一門に…と今思いつきました」とこじつけてまた、笑いを誘った。

 今回の一門会は昨年11月14日に急逝した五代目染語楼さんの「市楼改め五代目染語楼一周忌追善」も兼ねた公演となる。弟子、後輩をかわいがっていた四代目染語楼の遺志で息子の市楼さんが五代目染語楼を襲名するはずだった。1年前に急逝した翌日、染二が師匠の四代目染丸(73)に報告し、五代目染語楼の名跡を追贈された。

 一門を束ねる師匠の染丸は二度の脳梗塞で自宅療養中。今回の一門会では監修を務めている。筆頭弟子の染二によれば、現在も自宅療養中で「舞台には上がれない」という。今夏の一門あいさつも延期となっていたが「明日(6日)、皆で伺って、一門会を報告します。喜んでくれると思います」と染二。さらに「どんどん盛り上げて、(林家を)大きくすることを師匠の元気の源にしてもらいたい」と語った。

 公演当日は染左(51)が三代目染語楼作の「青空散髪」、染二が一門独自の演出で四代目染丸まで代々十八番としてきた「景清」、菊丸(49)が三代目染丸、四代目小染が得意とした「ふぐ鍋」、花丸(58)が二代目染丸の十八番「電話の散財」を演じる。

 また、五代目染語楼が昨春、祖父である三代目染五郎作「食堂野球」をユニホーム姿で立って演じた繁昌亭での約10分間の映像が流され、二代目染丸の100年前のレコードの音源も披露される。染雀(51)ら出演者全員による「住吉踊り」もお目見えする。

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